管理会計の重要性|対話しながら使えるチャットツールで確認作業が楽になる

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管理会計の重要性

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財務会計との整合性

企業が取り扱う会計には財務会計と管理会計の2種類があって、それぞれに果たす役割が異なります。投資家などの外部向けに公表が義務づけられている財務会計に対して、経営者が経営判断などに用いる管理会計は企業の機密情報です。このうち財務会計を管理して財務諸表などを効率的に作成するための会計システムは、大半の企業で導入されています。一方で管理会計の方は公表が義務づけられていないため、企業によって導入状況はまちまちです。大企業であれば何らかの形で管理会計が会計システムに組み込まれており、大規模な統合管理システムを導入している例も少なくありません。中小企業の中には独自に表計算ソフトなどを使って管理会計を試みている経営者や担当者もいますが、精度の点で問題もあります。通常の会計システムは財務会計に特化しており、財務諸表を作成する目的に最適化されているものです。その会計データを人力で管理会計に移植しようとする場合、しばしばデータの不整合が問題となることがあります。経営判断に使われる管理会計には部門やプロジェクトごとの詳細なデータが必要になる上、正確性よりもスピードが求められる点でも財務会計と異なるのです。

管理会計の手法

企業ごとに異なる独自の指標に基づいた管理会計を実現させるためには、いろいろな手法が考えられます。財務諸表作成を主目的とする会計システムの中にも、管理会計機能を備えた製品や追加できる製品が存在します。制度改正などを機会に会計システムそのものを入れ替えようというケースでは、そうした製品を検討してみるのもいいでしょう。経営資源管理を意味するERPは、製造や販売・人事・在庫管理といったシステムとともに会計システムをも統合的に一元管理できる製品です。ITベンダーが開発したERPには管理会計機能を備えた製品も数多く存在することから、日本企業でも導入例が増えています。初期費用が発生せず一定の月額料金で利用できるSaaS型のERPが充実してきており、導入が加速しているのです。多角的な経営分析が可能なBIツールも人気を呼んでいますが、会計システムの中はこのBIツールとの連携が可能な製品もあります。BIを使った高度な分析手法により、管理会計をそのまま経営判断へと直結させることが可能になります。会計システムも財務諸表作成だけを目的とするのではなく、こうした戦略的な会計へと大きな進化を遂げつつあるのです。